数日前に「近々暇な日はないか」と幼馴染に言われてたがメールほっぽってたの昨日思い出す。やっべ返事してねー!と急いで返信。30分後返事きた
「明日どう!」
(゚д゚)!?
というあらすじ
今日いったら「シュークリーム作りたいけど不安だから一緒に作って><」の流れだった
だが残念だったな、もう15年の付き合いだと流石にどんな一日になるか予想つくぜ。あぁつぶさにわかるぜ。
お菓子の本と配合書いたメモを持って幼馴染宅へ
新築のマイホーム、とは聞いてたけど臆せず堂々と上がりこんですいません(
おまけに開口一番そいつの旦那に言ったことは「うおーすげえ無双3だ!!」でした。本当すまんかった。反省して・・ない。(ぁ
軽い談笑の後開始。まず持ってきた資料をいくつか見せて好みを聞く。結果ちょっと卵が多めのこってり配合の生地に。
本人も新妻とは言いがたい、割と年季の入る歳になってきたこともあってそれなりにお菓子作りにも気を使うようになったようだ。ようやく計量器に従うようになった(前は10g単位で無視してた)
が、材料を計る前にいきなり開始しようとするのは相変わらずだった。
バターと水溶かし始めてから薄力粉計量しようとすなァァァァ
ひとしきり駄目出しをしつつ昔話なんぞをぽろり。「そういえば若い頃さー」が合言葉、お互い老けたなーと大笑い。周りより一回り老けてんじゃねーかな俺ら。
って話してるところで生地できたから絞って焼きだす。おいお前中心から絞れって言ってるだろー!!という叫びにかかわらず「まきまきう○こー!」とか言って搾り出す馴染。やめたげてよぉ!
1回目焼成
その間に「こっちでも焼けないかな」と言ってIH魚焼きグリル出動。焦げてもしーらね!って言ってたらマジで焦げた。涙目なってた。
1回目のオーブン焼きが出来上がったら小さすぎたらしい、2回目焼こうとしてたら随分でかく絞ってた。だから円形に絞れと何度ry
2回目焼成、いびつだがまあ見れなくはない。
3回目、飽きてきたらしい。雑に雑を重ねたぐちゃぐちゃさ加減
円形どころか盛り上がってすらいない。平らに搾り出した。
案の定平らに焼きあがった。
焼き上がり待つ間にカスター炊いてた。
木べらで混ぜるのが慣れてないらしく、びちびち飛ばしてた。
こうやるんだと教えても中々上手くいかないらしい。せっかちな性格なんだがお菓子作りはデリケートにしなければいけないと肩肘張ってるせいだろうかな
まあ急がせに急がせた結果まあ焦げは1箇所しか出来なかったからまあ上手くいったほうじゃないだろうか
最後、生クリーム泡立て
持ってるハンドミキサーがそんな高性能だとは思わなくて「堅くあわ立ててよー」って言った
結果:分離
おまwwwww堅くしろとはいったけどもwwwwwと慌てたが本人は慌てた様子はない。流石すぎるこいつアバウト神だ
分離するまで泡立てた後「どこが悪いんだろう」と顔に書いてあった。めっちゃ平然としてた。泣きたいのは俺の方だ!!
まあカスターと混ぜるからいいけども、と言って軽く混ぜたカスターぶっこんでひたすら混ぜさせた。
-----つまみ食いここから-----
自分でカスター上手くいったことがないんだろうか、一口味見してから「おいしい!!」と言い目を離せば食ってた。おい中身にいれるカスター足りなくなるだろうと思ったが「まあこいつだし」と思いほっとく。
さあ絞り袋で中に詰めろーと言ってそろそろ丸投げしだすと、泡だて器にくっついて取れなくなった奴を指ですくって食ってた。おいだから足りなくなるだろうって3回ぐらい思ったけどほっといた。
本当なら手しっかり洗ってるから指でとったやつも絞る側に入れるんだけどな
シュー皮切って詰めて飾りつけ。
全部うまくいきわたるだろうって思ってたら案の定足りなくなった。1個分。
まあ1個分で済んだだけマシかーって思ったら中途半端にボウルにくっついてたクリームをそのシューですくって「ん」といい渡してくる。何だお前食えってことか
しかたねえと思い受け取って食う。うん、シュークリームだな甘さ足りなかった
まあこいつと一緒に作って妥協できる場所まで出来たのはむしろ初めてなんじゃねーか?と思う。タルト皿からとれなくなったシュクレ生地とか練りすぎて歯がおれんじゃねーかぐらいの硬さを持つクッキーとか色々見てきたなあ。からし入りクッキーとかな(
そうしてくうちにパックにつめて粉砂糖振って完成。すっげえ喜んでた。きっと会心の出来だったんだろうなあ
さて終わりかと思ったら今度は晩飯の時間に近かったらしく漬け込んでたザンギ揚げ始めたこいつ。
帰るタイミングを失ったので洗い物してる傍でソファにべったりくつろぐ。
どうやら彼女は揚げ物の名手らしく2度揚げなんてものを卒なくこなしていた。2度揚げしたら油っぽくなるねんけどーと色々アドバイスを聞き出して傍で見てた。ら、揚げたてを食いだした
火傷したらしくギャーと言ってたけどいつも通りすぎて気にする事すらなかったゆがみねえな
-----つまみぐいここまで-----
揚げ終わったら今度は友達の家に持っていくんだ!とビールとシューとザンギを鞄につめて出かけていった。どんな取り合わせだ。
いくら家主が家にいるっても客の俺が奴を見送った上、あとから家を出るってのもいかがなもんだろーなと思いつつそれすらいつも通り過ぎた。
そんな俺は今手元にサーターアンダギーを抱えてもちもち食っております。
指先はバニラの匂い、腕は揚げ物の匂い。でも手元はアンダギー
変に忙しい一日でしたとさ。
でも、こんな風に全く気兼ねがなく一緒に付き合える友達がいるってのはいいことなんだろうなあ。お互い遅刻魔だしどうでもいいことに関しては堂々と「それどうでもいい」って言えるし。
まあちっせえ頃毎日喧嘩してたからってのもあるのかな
ありがたいことです